こんにちは！
最近、”Python3″と”Falcon”を使ってAPIサーバを構築する機会があったので、その手段と手軽さを紹介します。
Falconとは
FalconはWebアプリのためのフレームワークの一つです。
“Flask”や”Bottle”のほうが圧倒的に聞き馴染みがあるんですが、このFalconは余計な機能がないのでとっても軽量、今回のAPIサーバを構築するにはぴったりでした。
実際に作る
準備
最初に、Falconのパッケージをインストールします。
pip3 install falcon
あと、起動には”Gunicorn”を使用するので、そちらもインストールします。
pip3 install gunicorn
(ちなみにGunicornはPython製のWSGIサーバです)
参考 Gunicorngunicorn.org最近MacOS上でgunicornをインストールしようとしたところインストール自体は成功するのですが、以下のようなcommand not foundのメッセージが表示されます。
-bash: gunicorn: command not found
その場合は、/usr/local/binなどにリンクを設置する必要があります。
pip uninstall gunicorn
#実際に削除はせずに(y/nでnにする)、表示されたコマンドパスをコピー。
#最後がgunicornで終わるパス。
#/path/to/bin/gunicorn
ln -s 表示されたコマンドパス /usr/local/bin/gunicorn
このようにすればとりあえず、コマンドとして登録できたのでコマンドライン上で使えるようになります。
ソースコード
# -*- coding:utf-8 *-
import falcon
class CORSMiddleware:
def process_request(self, req, resp):
resp.set_header('Access-Control-Allow-Origin', '*')
class Message(object):
def on_get(self, req, resp):
resp.body = '{"message": "Hello world!"}'
resp.status = falcon.HTTP_200
api = falcon.API(middleware=[CORSMiddleware()])
api.add_route("127.0.0.1", Resourse())
if __name__ == "__main__":
from wsgiref import simple_server
httpd = simple_server.make_server("127.0.0.1", 8080, api)
httpd.serve_forever()※あとmiddleware=[CORSMiddleware()]を消してください
今回は on_getにしてありますが、POSTで何が受け取って処理して返すことも可能です。
その場合は、on_postを使用すればOK
class Message(object):
def on_post(self, req, resp):
passさらに詳しい情報は英語になりますが、こちらをどうぞ！
参考 Falconの詳しい情報falcon.readthedocs.io動作テスト
ターミナル上でGunicornを使って起動します。
gunicorn Pythonファイル名:インスタンス名
起動すると今回のソースコードの場合は8080ポートがListen状態になります。
postmanなどのソフトを使って検証してみると実際に結果が得られると思います。
結果
かなり簡単にAPIサーバを構築できることが伝わったでしょうか？
実際に構築開始の事前調べから構築終了まで3,4時間ほどで終わりました。
(Access-Control-Allow-Originの問題解決とherokuへのデプロイ方法を検索したり失敗したりしなければもうちょっと早く終わったんじゃないかなと思います笑)
逆に他のフレームワークを使った場合とどれくらいのコード量で動作にどれくらいの差が生まれるのかは試してみないと確かなことはわからないのですが、Falconではベースがこのくらいのコード量とわかりました！
次回は実際に作ったAPIをつかったWebサイトの概要を書きたいと思います。
では！
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