QIDI TECH X-ONEに限ったことではないとは思いますが、3Dプリンタを使っているとエクストルーダーがフィラメントで詰まってうまく造形できない場面に陥ることがあります。
今回はそんなときに私がいつもやっている対処法を紹介したいと思います。
(あくまでもこういった直し方もある程度に聞いてください。正しい処置法である保証は何もありません。)
対処法
準備物
クリップ
細い針またはピアノ線(ノズル経以下のもの)。実は電子部品の抵抗でも代用可能
ピンセット
ペンチ
実行
エクストルーダーへの途中でフィラメントがちぎれているのか、ノズルが詰まっているのかわからない場合は、まず前者のチェックをします。
エクストルーダーへの途中でフィラメントがちぎれている
まずはクリップを伸ばします。
写真のように大まかに2種類のクリップサイズがあると思いますが、大きい方が余裕を持ってできます。
次に、ノズルをエクストルーダーから取り外し(このときにガイドチューブも抜き取ってしまってください)、フィラメントをエクストルーダーから取り出します(もし簡単に引き抜けない場合は、推奨温度まで温めてゆっくり引き抜いてください)。
このチューブの中にフィラメントが固まってしまっている、または残っている可能性が高いです。
こんなチューブで3センチくらいの長さだと思います。
その後、先ほどのクリップをフィラメントを抜いた方から下から出てくるまで差し込んでいきます。(左側の黒いレバーを下げながらさしてください)
もしチューブに詰まっている場合は、PLAフィラメントの場合はチューブを交換するか、お湯でチューブを温めて先程のクリップで押し出すと出てくると思います。
ABSフィラメントの場合は交換したほうがいいかと思います。
ノズルが詰まっている
まずは、「エクストルーダーへの途中でフィラメントがちぎれている場合」と同じ手順で部品を外し、ノズル(詰まっていると思われる)だけを戻し推奨温度まで温めます。その後、ノズルの先から細いものを入れて出してを繰り返し少しずつ残ったフィラメントを掻き出していきます。
(別の方法)
ペンチでノズルを持って直接エクストルーダーに押し付け温度をあげ、先程のクリップやピンセットを使ってノズル内のフィラメントを掻き出していきます。同時にノズル先から細いものをさしてつまりを解消してください。
こっちのほうが根こそぎ取れる可能性があり、楽かもしれません。ただ、ペンチからノズルを落とす危険性があるため、十分注意して作業する必要があります。
終わりに
ノズルは新しいものを買うことも可能ですが、こうやって直せば繰り返して使うこともできます。
ノズルが詰まって使えないけど、なかなか同じ型のノズルがなく困ってしまったときなどでも手間はかかってしまいますが、こういった手段で再度使えるようにすることが可能です。
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