iOSアプリを公開するまでの手順

Botti Advent Calendarの14日分です。
今回は、iOSアプリを公開するまでの手順を私の覚え書きをかねて書きます。

手順

Apple Developer Programへの登録

アプリをAppStore上で公開するためには、この登録が必須になります。しかも、この登録をするためには年会費を支払わなければなりません。
現在の年会費は11800円となっていて、GooglePlayでは3000円ほどなので、控えめに言って高いです。
しかし、AppStoreで自分のアプリが配信されていると思うとモチベーション的にも上がってくると思うので、勉強費と思って気にしないのが一番いいです。

登録は難しくなく下記の公式サイトからできます。
ちなみに、この登録の際は自分がiPhoneなどで使っているアカウントでなく新しくデベロッパー用のアカウントを作って登録した方がいいです。
Apple Developer

iOSアプリを作成する

次に公開するアプリを作成します。
基本的にはMacのxcodeを利用してSwiftやObjective-cといった言語でアプリを作ることが多いです。他にも、HTMLやCSS,jsを使ってハイブリッドアプリを作成して公開することもできます。

xcodeの場合は、前段階でDeveloper programに登録したアカウントをxcodeに登録します。アプリを作る際に、認証用のプロファイルが必要になってくるのですが、最初の段階では自動生成されたもので適用しておけば、問題ないと思います。
(のちにアプリが完全に完成して公開してもいい状態になったら正式に作って適用する必要があります)

必要なものの準備

AppleDeveloperCenterにログインし、CertificatesやIdentifiers,Provisioning Profiles等を準備する必要があります。

Certificates

これはブラウザ上だけでは完結せず、Mac上のキーチェーンから自分のCSRファイルを生成する必要があります。
この手順はAdd iOS “Certificate”を選択した時に以下のような手順が出てくると思います。

Create a CSR file.
In the Applications folder on your Mac, open the Utilities folder and launch Keychain Access.Within the Keychain Access drop down menu, select Keychain Access > Certificate Assistant > Request a Certificate from a Certificate Authority.In the Certificate Information window, enter the following information:
In the User Email Address field, enter your email address.
In the Common Name field, create a name for your private key (e.g., John Doe Dev Key).
The CA Email Address field should be left empty.
In the “Request is” group, select the “Saved to disk” option.
Click Continue within Keychain Access to complete the CSR generating process.
(Source.About Creating a Certificate Signing Request)

Identifiers

右上のプラスマークを押すと、Register iOS App IDsの画面になります。
そして以下のように記入していきます。
App ID Description : 任意のアプリ名
Explicit App ID > Bundle ID : xcode上の自分でつけたBundle Identifier(com.domainname.appnameのようになっているとまあ大丈夫です)
App Services : 自分のアプリで使う機能を選択します。

Provisioning Profiles

AppStoreを選択し、前段階で作ったAppIDを選択します。
そして、名前などを入力し登録、ダウンロードします。

以上で必要なものは揃いました。

iTunes Connectに接続

iOSアプリを管理するiTunesConnectというサイトにアクセスします。
iTunes Connect

アクセス後は、マイApp > 左上のプラスマーク > 新規App を選択し、必要な情報を入力します。
ちなみにここで必要になるSKUというところには、任意の数字を入れておけば大丈夫です。

あとは、iTunesConnect上に作ったAppの説明欄など必要な情報を埋めれば大丈夫です。

xcodeからアップロードする

xcode上で先ほどダウンロードしてきたプロファイルを適用します。

やり方としては、Signing(Release)のところにimport ProfileがあるのでそこからダウンロードしてきたProfileを選択するだけです。

あとは、Product > Archiveと進み完了したら、Window > Organizerから先ほどArchiveしたファイルを選択し、Upload to App Storeを選択します。

これで、Mac側の操作は完了です。

再度iTunes Connectに接続

先ほど作ったiTunesConnect上のAppの現在作成中のバージョンを選択します。
そして、スクロールして中ほどにあるビルドにある先ほどアップロードしたアプリを選択します。
(出でくるようになるまでに時間が多少かかります。準備ができるとメールがくるのでそれを目安にiTunesConnectに移動するといいかもしれません。)

そして、すべての記入が完了したことを確認し、右上の「審査へ提出」を押します。

この際には、この公開するアプリ上でアプリ内広告が使われているかどうかなど聞かれます。具体的には。
輸出コンプライアンス : 暗合化機能の有無
コンテンツ配信権 : そのとおりです
IDFA : これは広告についてなのですが、iOS搭載端末を利用するユーザーの趣向に合わせた広告を表示する目的で利用される識別子を使うかどうかということです。広告を出す際は確認が必要です。

一通り答えれば審査待ちの状態に移ります。

リジェクト

アプリを開発する際の闇です。
Apple様のご意向に沿えない場合はバッサリと切られます。切られた状態がこのリジェクトです。
たくさんの理由で切られる場合があるので、適宜Google先生を頼ってください。
あと、気長に待ちましょう。

まとめ

こんな感じでiOSアプリをアップロードすることができます。
多少難しい面はありますが、慣れるとそうでもないので頑張りましょう!

以上、iOSアプリを公開するまでの手順でした。

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